団体名 向峠神楽保存会 (むかたおかぐら)
団体所在地 岩国市錦町宇佐郷向峠
各種指定   錦町指定無形文化財(昭和50年5月27日)
⇒岩国市指定無形民俗文化財(平成18年3月20日) ※市町村合併のため
起源  向峠神楽の起源は定かではないが、天保の大飢饉(1836)を憂えていた時の庄屋山田利右衛門が、十数年にわたる水路工事を完成させた。その記念として芸州に縁があり、神楽を知っていた豊蔵林七なるものを支援して山代神楽を習得させ、地域の若者に教えて秋祭りに奉納したのが始まりとされている。
 その後地区の若者に伝承されてきたが、明治26年(1893)玖北神官取締支所から神社付神楽の証を得、他地域の神社に奉納するようになった。大正初期には、石見神楽を採り入れ現在に至っているが、この間、地区を挙げて協力し、衣装、面などの購入資金などの調達のために「舞子頼母子講」をつくった。また、後継者難のときは地区内の男子青年全員が神楽を習得するなど、紆余曲折を経て今日の向峠神楽保存会が継承されてきた。しかし、現在の神楽は島根県日原、木口神楽を伝承したという。
保持演目
@潮祓 清めの舞
A真榊
(まさかき)
神卸の舞
B大江山 酒呑童子(鬼)退治の物語を題材にした演目
C八幡 十五代応神天皇の若いころの武勇伝を題材とした演目
D貴船 怨念払い
E女神 魔王退治
F熊襲 神話(熊襲退治)を題材にした演目
G塵輪 悪魔退治の物語を題材とした演目
H黒塚 悪魔退治の物語を題材とした演目
I岩開き 神話を題材にした演目
J鍾馗 天岩戸伝説後の須佐之男命(鍾馗に改名)の物語を題材にした演目
K猿 ヌエ退治、頼政とも呼ばれている悪魔退治の物語
L天神 大宰府に左遷された菅原道真(菅公)の怨念を題材とした演目
M大蛇 須佐之男命の大蛇退治の物語を題材とした演目


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